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This is the archive for October 2007

健診に行ったら採血で計5回、腕に注射針を刺されました。血管が出にくいタイプらしく(肉が付きすぎているという指摘もありますが)、前回は4回刺されたので記録更新です。おかげで腕はばんそうこうだらけ。

私の採血に対し懸命に挑戦された看護師は3人。最後の看護師さんは特にきれいな女性でした(~o~)。おかげで血圧もなかなか下がらず、これも3回測りました。胃の透視が終わって受付に戻ると、みんな健診を終えたのでしょう、あたりはがらんとしていました。

中性脂肪や肝機能、ほかもろもろ前回の検査結果を見ると、いくつか正常値を少しオーバーしています。「数値は少しだけしか超えていなくても、そういう項目がたくさんあることが問題ですよ」と医師は告げました。個々の悪い結果が複合的に絡み重大な病気を引き起こしていくのでしょうか。

医師の言葉に思い出したのが「ハインリッヒの法則」。知ったのは山崎豊子さんの小説「沈まぬ太陽」を読んだときでした。1つの重大事故の背後には29の軽い事故があり、さらにその背後には300ものヒヤリ、ハッとする出来事が発生しているというものです。これは労働災害を指していますが、最近の食の偽装や誤表示問題、元防衛庁長官の官民癒着、いじめや陰湿な事件などにも当てはまる気がしてなりません。

誤表示は「29」でしょうか、いやこれ自体重大な問題ととらえる方もいらっしゃるでしょう。食の安全にかかわることですから。官民癒着は接待(これもこれだけで重大問題です)が重なるうちに、やがて税金を使った契約に発展する要素をはらんでいます。

いろんな分野が病んでいます。どうやら日本も健診が必要のようです。

隣のビルの明かりがくっきり浮き上がっています。この「逢魔が時」は「オオマガトキ(大禍時)」の転で、その字の通り、災いの起こる時刻だそうです。災い…それが原因になって悪い結果を招くこと。

百貨店の山形屋が、本県産ブロイラーの炭火焼き商品をホームページで「地鶏」と誤表示して販売していたことが明らかになりました。商品情報を誤って「地鶏」と記入したということですが、宮崎の地鶏産業に悪い影響が出ないことを祈っています。

作家の三島由紀夫によると、人間には「間違い」に対し、恐怖と畏怖があるそうです。しかし、幸いなことに人間は本来、あまり間違いを犯さぬ動物だと言っています。でも間違いはあるものです。ただその時、どう対処して、どう反省し、次にどう生かすかで間違いの「価値」も違ってくると思います。

今回の問題は、東国原知事のイラストについても一石を投じているようです。

知事のイラストがあれば「県のお墨付き」と受け止める消費者もいるでしょう。「知事自身や県が推奨しているわけでない」(東国原知事)のですが、イラストの効果は大きいですから、イラストが持つ意味を正確に知らせていくことが必要かもしれません。これがあると一目瞭然、宮崎産なんですがね。

それにしても逢魔が時とはよく名づけたものです。書いているうちに、焼酎のお湯割りが地鶏やホルモンとともに頭の片隅に浮かんできました。いけない、来週は健康診断。またまた「ネオン病」と診断されそうです。今宵も気をつけナイト!

「あなたはこの人と結婚することを誓いますか」
「誓います」

英語になるとこの「誓います」が「アイ ドゥー」(I do)になります。洋画の結婚式シーンでよく耳にする言葉は、結婚を象徴しているようにも聞こえます。以下の人たちはさすがに「I do」とは言っていないでしょうが、会社はいま結婚式ラッシュです。先週20日には3人が挙式しました。来月も少なくとも2人が結婚式を挙げます。

私もその一つの披露宴に招かれました。とても華やかでした。おいしい料理とともに、早々と手にしたスコッチウィスキーに「そういえばウィスキーもモルトとグレーンを混ぜるのをマリッジと言うなあ」とおかわりしていました。どちらのマリッジも酔わせます。まあ、酔いは必ず覚めるものでもありますが(^_^;)

結婚式、披露宴ってやはり産業ですね。数時間で相当な金額が消費されるのです。しかも会場にはタクシーなどを使いますし、2次会は街に繰り出すし、それなりの経済効果も生まれます。

ご存知のように宮崎はかつて新婚旅行ブームに沸きました。そのころの宮崎ってどんなだったんでしょうね。宮崎を訪れてくださった方たちはいまどうされているのでしょう。

以前、zaikyoさんが寄せられたコメントを思い出しています。「新婚ブームの方々に第二新婚旅行を提案しては。今度はお子さんやお孫さんと一緒に、夫婦2人の原点を歩かれてはどうか」と。K1さんも3世代が楽しめる「セカンドハネムーン」を提案されました。

あのころの宮崎を、ご提案のような新しい形で再現できないでしょうか。キャッチフレーズはこうです。

「もう一度、宮崎への新婚旅行を誓いますか」
「イード」(I do)

小学生のころ、親に百貨店へ連れて行ってもらうのがうれしくてたまりませんでした。高学年から中学生になると、親とは次第に離れて相手は友達。みんなで自転車のペダルを漕いで行くのが楽しみになりました。あのころ、上階ではゲームが出来て、屋上には観覧車もあって、思う存分遊んでいました。

考えてみると、それ以来、宮崎市の街をじっくり歩き、見ていなかったようです。何せ、ネオン街ばかりですから(^^ゞ

21日の日曜日、前回書きました九州沖縄音楽祭の準備の合間、若草通りや四季通り、ハイカラ通りなどを散策してみました。

若草通りで私たちが取り組んだのはアマチュアミュージシャンによる音楽祭でした。ほかの通りでは高校生のお笑いもあったり(結構笑いました)、若者グループや風船を持った子供が母親と歩いたり、通りにはテーブルといすが出してあったり、四季通りから見る山形屋の増床は街並みの風景を洗練させたようにも感じ、外国映画のワンシーンの中を歩いている錯覚に陥りました。

宮崎市の中心市街地への客足は、商店主らでつくるDoまんなかモール委員会が繰り出す企画、イベントも奏功して回帰に向かっているのではないでしょうか。若い人たちに似合う街並みだけど私でも臆せず歩けます。

きょう、カリーノがリニューアルしてプレオープンしました。
「街が楽しい」。会社を出て、高揚とした子供のころに戻りたい気分です。

お礼 音楽祭では特にステージ近くのお店の方には入り口をふさいだしてご迷惑をおかけしました。長い時間ご協力いただき、おかげでたくさんの人たちに見に聞きに集まってもらいました。ありがとうございます。

列車の汽笛、ゲームの電子音。これらが音階で表すと、どの音かを気にしている人がどれだけいるでしょうか。ちなみにNHK時報の「ピー」という最後の音はラの音ですが、絶対音感を持っている人は雨音さえ音符になるそうです。和音も聞き分けられるなんてびっくりです。

考えてみると生活の中にはたくさんの音が混在しています。雑踏のにぎわい、金属音にあふれる工場、山に分け入れば小川のせせらぎ。そして時にエネルギーを与え、時にメローに、時に快活にさせるのが音楽です。

前置きが随分長くなりました。21日に宮崎市の若草通りで「第5回九州沖縄音楽祭」宮崎地区大会が開かれます。アコースティックによるアマチュアミュージシャンの祭典です。九州各県の新聞社でホームページを担当している部署が中心になって、それぞれの県で開いています。

昨年の第4回地区大会まで屋内で開いてきました。今年はさらに盛り上げようと、中心市街地の商店主らでつくるDoまんなかモール委員会が繰り広げるイベントとタイアップし、初めて屋外で企画しました。

出場するのは7組です。若い人から壮年まで幅広く、これまで同様楽しめる音楽祭にしてくれることでしょう。司会は元UMKアナウンサーの鶴田麻貴子さん。ネットでライブ中継もします。よろしければ宮日ホームページのトップページに「プレス9九州沖縄音楽祭」というバナーがありますのでクリックしてご覧ください。

またいろいろあった1週間ですが、ときには音楽に、心と体を委ねるのもよろしいかとPRさせていただきました。みなさん、よい週末を。

県議会の海外視察が中止になりました。きょう参加を予定していた自民党県議団の6議員が視察辞退を決め、計4人が参加予定の民主、社民両党も同様に辞退し、県議会は中止を決定しました。まさに急転直下の一日でした。

ここにもその是非をめぐり、いろんな意見が寄せられました。議員にはこの声が届いたでしょうか。伝わったでしょうか、視察を否定しているのではありません。財政難の中、なぜ今行くのかにあります。また、視察の質について、費用対効果に対して多くの人が厳しい視線を注いでいることを感じ取っていただきたいと思います。

厳しいコメントの中には「ある程度自腹で行かれたら」「海外視察が海外旅行になっては意味がない」という意見もありました。

宮崎ではありませんが、他県の議会視察の在り方がマスコミに指摘されるようになってきました。議員の視察を旅行と認識している人もいらっしゃるのです。そのことについては議員自身がきちんと「そうではない」と説明し、理解を求めていかなければなりません。そして「県民生活のためになる」議員活動を続けていってもらいたいものです。

ちなみにキャンセル料は1人約20万円。これは各自、自腹を切ることになりました。

みなさん、こんばんは。起こしたらすいません。

今回の県議会海外視察に対するみなさんのコメントを何度もうなずきながら読み返しています。肯定、否定ともにきっちりした意見に感心しながら。でも私よりも県議に読んでほしいのです。

視察に行くのだったらきちんとその成果を県民に提示してもらいたい。どんな人に会い、何を聞き、それを宮崎県政にどう生かそうと思うのか、今後どんどん提言してもらわなければいけません。県民の多くは高い税金に不満を持ちながらも納めていることと思います。その税金で行くことを忘れないでもらいたいのです。

一日生涯さんのコメントにもありましたように、コメントを寄せられる方はみなさん宮崎の発展を願っているということがあらためて肌に伝わりました。これからもときには真剣に、ときにはわきあいあいと意見交換を続けられればうれしい限りです。

昨日から今日にかけ、みなさんのコメントでじゅうぶんと思い、返事を書かなかったのですが、それじゃ私の出番が少ないので日記にしました。

と書いていたらまたコメントが入りました。鋭い数字が出ています。野崎さん、私もマイレージのことが気になっていました。まだまだこの件、意見が出てきそうですね。

不可思議−。辞書を引くと「人間の知恵ではどうしても分からないようなこと」とあります。今回の県議会海外視察は不可思議なことです。人間の知恵ではなく、「私の知恵」ということになりますが。

十数年前、初めての海外出張で北欧に行ったことがあります。あまりに無知だったということもあって学ぶべきことは多く、地元を見詰めるいい機会になりました。そういう経験もあるので議員の国内外への視察、研修を否定はしません。そこへ行かないと手に入れられない情報もあるでしょう。ネットワークが広がる可能性だってあります。

でも今、宮崎県の財政は非常にひっ迫しています。

県民の借金ともいえる県債残高は9000億円を超え、県もここ数年、超緊縮型の予算編成を続け、いわば官民こぞって倹約に努めているのです。

そのさなか、今回の視察には約1000万円が見込まれる県費が使われます。それで喫緊の課題を克服できるのでしょうか。きょうの新聞1面に載っていた視察行程案に、「今そこにある課題」を見いだせませんでした。

県会議員は県民の代弁者の役割を担っています。その県民の声がどれほど聞こえているのでしょう。冒頭の不可思議は数の単位でもあります。万、億、兆、京のずうっと、ずうっと先。私には手の届かない世界です。

「また、たたきがあったって?」と尋ねたら、若い記者が「何のたたきですか?」と聞き返してきました。きっとカツオかアジ、あるいは鳥のたたきを想像したに違いありません。たたきまわしたい気持ちになりましたが、きっとおなかをすかせているんだ、と怒りを抑えました。ずいぶん昔の話です。

たたきは警察隠語で「強盗」の意味です。

全国のコンビニでたたきが相次いでいます。大阪ではコンビニに押し入った男が、追いかけてきた店員を刺し殺す事件も起きました。宮崎では延岡市で昨日、今日、いずれも未明に強盗事件が発生し、犯人は逃走中です。延岡署の調べては、犯人は店員に包丁のようなものを突きつけてレジの現金を奪っています。幸いけが人はいませんでしたけど、こんな人間がいると外を歩けなくなります。

日本はさまざまな問題を抱えています。その中で教育と治安対策も急務だと思います。国は1000万人の海外観光客誘致を目指すビジット・ジャパン・キャンペーンを繰り広げていますが、安全な環境でもてなすことは言うまでもありません。これは東京など大都市だけでなく、宮崎にも当てはまります。

人の金を無理矢理奪う強盗、人の心を騙し奪う詐欺、人の命を奪い去る殺人。「食」同様、生活も安全、安心であってほしい。若い記者の「たたき」じゃありませんが、昨今、食えない出来事が多すぎます。

地球はやっぱり暑くなっているのでしょうか。昨日、宮崎県内は各地で真夏日を記録しました。太陽はきっちり時間を秋に刻んでいっていますが、この時期の暑さはひょっとすると地球の負の産物かもしれません。

秋が暑くなったせいでしょうか、話には聞いていましたが、運動会にテントを張る家族がけっこういらっしゃるんですね。びっくりしました。なかにはモンゴル人が住む「包(パオ)」(ゲル)を思わせるでっかいテントもあります。みんな、さまになっています。このシーズン、運動場はさながらテントの展示会場です。

子供のころの運動会は、学校名が書かれたものや「寄贈」と記されたテントくらいで、それも放送室や来賓者用でした。家族はタオルやぼうしをかぶり、ござを敷いて声援を送っていました。

テントを使っている知人によると、日が差し込んでくれば「お隣さん」と一緒に移動するそうです。また前述のような大きなテントになると、ほかの家族がお邪魔することもあり、そこで新たなコミュニケーションが生まれることもあると聞きました。テントの波及効果でしょうか。頼もしくもあり、うらやましくもあります。

どれ我が家もテント、購入しましょうか。いやもし、うまく組み立てられなかったら…もし突風で吹き飛ばされて人に当たったら…と小心者にはテント張るより、気が張ってしょうがない気もします。本来の秋到来を待つしかありません。

メロディーが浮かばない作曲家は夕方、宮崎市の高千穂通りを訪れてちょっと顔を上げるといい。電線という五線譜に並ぶおたまじゃくしに曲想がまとまるかもしれない。

そんなことを考えさせる光景が毎日続いています。おたまじゃくしの正体はムクドリです。かわたれ時になると、ギューギューギューと鳴きながら低空飛行し、電線から電線へ飛び移っています。鳴き声もさることながら、鳥の多さに正直、ぞっとします。

高千穂通りのクスノキに集まってくるムクドリ。そして街路樹下の歩道にふんを撒き散らしたり。宮崎市に限らず、全国でもこのような問題が発生し、さまざまな対策が講じられているようです。

県は5年ほど前から対策に乗り出し、昨年から防鳥ネットを張りました。一定の効果が現れているとのことです。そのネットでクスノキに止まれなくなったのか、そこのところは分かりませんが、とにかく電線には大群です。

話変わって、昨日からホームページでアンケートを始めました。みなさんのご意見、嗜好を聞いて、機能的なホームページに発展させるのが狙いです。1日経った4日午後8時4分現在、21人の方から入力いただいております。ありがとうございます。もっともっと参加していただければと思います。

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そういえば、ムクドリには「おのぼりさん」の意味もあります。電線見上げて「アンケートに協力してください」とでも声を掛けてみましょうか。失礼しました。まじめにみなさん、ご協力をお願いします。


男が女性を殺害していく曽野綾子さんの小説「天上の青」が浮かんでくる青さでした。月周回衛星「かぐや」がハイビジョンカメラで撮影した地球の姿です。漆黒の闇が青い地球をさらに引き立てています。

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宇宙から見るとこんなにも青く美しいんですね。同じ視点で見たくなりました。

「天上の青」はヘブンリーブルーと呼ばれる西洋朝顔です。まるで宇宙からの地球を表したような名前で、「かぐや」のとらえた地球の青さにふさわしいと思いました。でもその地球では、環境破壊が進み、国と国との争いは絶えず、来る日も来る日も殺伐とした事件が起きています。地球は病んでいるのでしょうか。地球の未来はどうなるのでしょう。

手塚治虫さんの漫画「ブラックジャック」で、ブラックジャックが少年時代の友を捜す話があります。友も同じように医者になっていました。ただし彼の患者は地球です。そしてこんなメッセージを送ります。「いま、地球は病気なんだ」「地球は死んでしまう」と。

環境破壊がクローズアップされていますが、手塚さんはずっと前からこの問題に警鐘を鳴らしていたんですね。もっと足元の地球に愛情を注がないと、と意を新たにしているところです。環境破壊に地球が真っ青になってもらっては取り返しがつきません。

ここ数日の間に2回、宮崎空港に行きました。いやー驚きました。オアシス広場がごった返していて、まるで夏祭りの出店を歩いている気持ちになりました。

並んでいたのは宮崎の特産品でした。焼酎あり、お菓子あり、飫肥天あり、イセエビもいましたね。イントネーションからおそらく県外と思われる人たちが買い求めていました。私も試食を勧められ、その場でお菓子を買ってしまいました。

家人を送ってエレベーターに乗ると、3人の若いお嬢さんのひとりが「私、また買いに行く」と言って、ドアが開くと会場に小走りで向かっていきました。宮崎ブームは続いています。昭和30年代から40年代にかけて訪れた「宮崎新婚ブーム」もこんなににぎわっていたのでしょうか。活力を感じました。

その新婚ブームの象徴でもあった日南海岸の波状岩の呼び名について県は、観光PRに関しては「鬼の洗濯板」に統一することにしました。「鬼の洗濯岩」とも呼ばれ、パンフレットなどで呼び名が混在するため、県は「呼称統一は難しいが、観光客誘致については『鬼の洗濯板』で対応していきたい」としています。

私はずっと「鬼の洗濯岩」と思っていましたが実はどちらも通称なんですね。統一された奇岩の呼称がどこまで板に付くかは分かりませんが「平成の宮崎ブーム」は宮崎観光に、岩のように磐石な礎を築いてもらいたいものです。