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レインボーブリッジから広がる東京臨海副都心は、現実なのに近未来を描きだしたような秀逸な夜景でした。午後5時半、レインボーブリッジを走る満員のゆりかもめ。この吊り橋が閉鎖されたらとんでもないことになるなあ、と車窓に映る台場一帯に「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 」のラストを思い浮かべていました。

出張先はその台場の近くにある東京ビッグサイト(東京国際展示場)でした。ここを訪れるのは確か3度目だと記憶していますが、恥ずかしながら会場内で「道」に迷い、30分くらい右往左往しながら歩きました。とんだおのぼりさんでしたが、それだけ広いことを認識しました(~o~)

私が向かった会場では、企業による「電子新聞」や「電子ペーパー」などのデモンストレーションがありました。これまた近未来の新聞像を垣間見た気がします。

新しいニュースをネットで簡単に得られるようになりました。その中で新聞は今後どのような道を歩んでいくのか。臨海副都心の夜景ような、あるいはレインボーブリッジの照明のような虹色の世界が待ち構えているのか、否か。

どんな色の未来であれ、「事件は現場で起きている」。そしてニュースも会議室でなく現場で起きている、そう確信し、オンライン・ファーストを心掛けてホームページ更新に取り組もうと意を新たにした東京出張でした。

書店に行ったら2008年の手帳がたくさん並んでいました。これだと東京・銀座の街並みはクリスマスディスプレーで彩られているかもしれません。そういう時期になったんですね。もうちょっとすると「現代用語の基礎知識」が選ぶ今年の「新語・流行語大賞」が発表されます。

その大賞発表前に月刊誌「日経トレンディ・12月号」の2007ヒット商品ベスト30で、「宮崎」が6位にランクされました。地方都市が商品としてランクされるのは初めてで、それだけ宮崎の名が全国に浸透したという証でしょう。

前述の「新語・流行語大賞」でも今年は、宮崎関連の例えば「どげんかせんといかん」や「そのまんま」「完熟マンゴー」「宮崎地鶏」などの言葉が選ばれるのではないかと期待しています。主催者ではないのであくまで予測ではありますが。これほど地方の一都市がいろんなメディアから取り上げられる現象も珍しいと思います。

一方で、今年は不二家に始まる「食」への不正に対し、品質管理、企業倫理が問われました。県内でもブロイラーの炭火焼き商品をホームページで「地鶏」と誤表示して販売していた問題が発覚しました。偽装表示、期限切れ原料の使用など食の安全を脅かす行為はいつまで続くのでしょうか。

「地鶏」の誤表示では東国原知事のイラストの在り方を問う声も出てきています。人口に膾炙(かいしゃ)した「宮崎」の名に賞味期限が来ることのないよう、品質管理を求めたいものです。

P.S.明日、明後日、東京出張です。携帯端末を持っていきますが、コメントへの返事、遅れると思います。ご了承ください。

土佐藩士の坂本龍馬が新選組の近藤勇をゴルフに誘ってプレーするという荒唐無稽で、ふたりの様子がどこかこっけいな話は桂三枝さんの創作落語「ゴルフ夜明け前」です。幕末に刀をクラブに持ち替え、どんどんゴルフにひかれていく近藤勇。沖田総司も参加しています。

近藤勇ほどははまりませんでしたが、何度かコースでプレーしたことがあります。スコアは「ナイスショット」というより「何しよっと」と言われるばかりの数字でした。いまやクラブも手放しました。それでも池や谷越えが決まったときの、そう快な気持ちは忘れられません。

11月、宮崎は「ゴルフマンス」を迎えました。あす2日から、シニアゴルフ初の日米対抗戦「レクサスチャンピオンズチャレンジ」が始まり、11日の週からは2週間にわたり、「ダンロップ・フェニックストーナメント」、「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が開かれます。ということで、ゴルフファン待望のゴルフ一色の月となるのです。

ゴルフに興味のない方もいらっしゃるでしょう。しかし、緑の松林とフェアウエー、青い海と空が全国に中継されると、宮崎県人としてうれしくなります。

宮日ホームページでもきょう、このゴルフマンスの特集ページを開設しました(携帯サイトは除きます)。うちの部員がフラッシュ技術を駆使し、ビジュアルなページに仕立てました。近藤勇が言い放った「OBじゃあ〜!」ではなく、「Oh、Beautiful」と感じていただければ…そう自画自賛しています。

健診に行ったら採血で計5回、腕に注射針を刺されました。血管が出にくいタイプらしく(肉が付きすぎているという指摘もありますが)、前回は4回刺されたので記録更新です。おかげで腕はばんそうこうだらけ。

私の採血に対し懸命に挑戦された看護師は3人。最後の看護師さんは特にきれいな女性でした(~o~)。おかげで血圧もなかなか下がらず、これも3回測りました。胃の透視が終わって受付に戻ると、みんな健診を終えたのでしょう、あたりはがらんとしていました。

中性脂肪や肝機能、ほかもろもろ前回の検査結果を見ると、いくつか正常値を少しオーバーしています。「数値は少しだけしか超えていなくても、そういう項目がたくさんあることが問題ですよ」と医師は告げました。個々の悪い結果が複合的に絡み重大な病気を引き起こしていくのでしょうか。

医師の言葉に思い出したのが「ハインリッヒの法則」。知ったのは山崎豊子さんの小説「沈まぬ太陽」を読んだときでした。1つの重大事故の背後には29の軽い事故があり、さらにその背後には300ものヒヤリ、ハッとする出来事が発生しているというものです。これは労働災害を指していますが、最近の食の偽装や誤表示問題、元防衛庁長官の官民癒着、いじめや陰湿な事件などにも当てはまる気がしてなりません。

誤表示は「29」でしょうか、いやこれ自体重大な問題ととらえる方もいらっしゃるでしょう。食の安全にかかわることですから。官民癒着は接待(これもこれだけで重大問題です)が重なるうちに、やがて税金を使った契約に発展する要素をはらんでいます。

いろんな分野が病んでいます。どうやら日本も健診が必要のようです。

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