MIYANICHI e PRESS

MIYANICHIコミュニティー

今日午後、暑さを覚悟してデパート前付近を歩いたところ、ヒートアイランドのような現象は姿を消していました。「残暑は暑いざんしょ」という言葉も使えなくなるようです。(今時誰も使いませんね)

8月31日夕。宮崎市内は夏の終わりの夕暮れです。

この夏の発見はたまに行くレストランのお客がいつも以上に増えたこと。今週はじめに行ったときも昼食時を過ぎた午後2時ごろでしたが満員。15分ほど待って座ると、周りはどうやら県外から来た人たち。イントネーションは違うし、手荷物は観光っぽく見えました。県庁への観光客も多いですが、宮崎ブームを肌で感じ取りました。

こういう人たちの心の中に宮崎での出来事が8月の暑さ以上に、暖かく刻まれることを祈っています。

明日から旧暦で言うと「長月」です。宮崎ブームは「ながづき」というより、長続きしてほしいです。締めまでつまらないだじゃれで失礼しました。

大分への旅で大分マリーンパレス水族館「うみたまご」に足を運びました。家族連れを中心にたくさんの人が訪れている中で、いろんな海の生き物たちに出合いました。

「うみたまご」のホームページを開いてみると、「人間はもともと海から生まれたと言われています」と書かれています。
「海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がいる。そして母よ、仏蘭西人の言葉では、あなたの中に海がある」。ご存知の方も多いと思いますが、三好達治の詩の一節。フランス語で「母」はmereで「海」はmerです。

ところで宮崎の人工の海「オーシャンドーム」の閉鎖まで1カ月あまりとなりました。ドームは施設の維持、運営には巨額の経費を生み出しました。一方で宮崎の名も広めました。「うみたまご」の魚たちの姿に出合うごとに、「ドームは今後どうなるのかな。無くなってしまうのかな」と気になり始めました。本紙「窓欄」に寄せられた「日本一の水族館に」という投書も頭に浮かんできました。

詩のタイトルではありませんが、母なる海は「郷愁」を誘うようです。

休暇を取って大分県に行ってきました。覚悟はしていましたが車を運転して行くとへとへとになりました。JRでは宮崎駅から大分駅まで3時間以上かかります。車でも3時間半くらいはかかるでしょう。私の目的地は大分、別府よりまだ北だったので5時間近くの運転となりました。

「道路は政治力」と言われたこともありますが、この東九州の整備はどうしてこんなに遅れているのでしょうか。これでは大分は「遥かなる隣県」です。道路を政治力に頼る時代ではありませんし、そういう構図が癒着を生んだりもします。そもそも道路整備は、事情を公平に判断して進められるものだと思います。

そう言いながら、いろんな「道の駅」があり、それぞれの土地の景色を眺められて楽しい思いをしました。体力さえあれば、高速ではない一般道路のドライブも発見があり悪くはありません。

明日から東京出張です。飛行機で1時間半。この速さに宮崎-東京間は日帰り出張という人もいると聞きます。帰ってまた仕事が待っている。速さと便利さのアップは人間を忙しくさせているのかもしれません。

東京の夜はどこか夜空が開けたところでゆっくり皆既月食を見たいな。おっとどこかで「そんな暇があればとっとと帰って来い」と言われそうです。

整備が進む青島バイパスを通って白浜海水浴場に行って来ました。
浜辺に寝そべって見渡すと、左手に青島、ずうっと向こうに弧状の水平線、そして頭上には太陽が照り付けていました。

「異邦人」の主人公ムルソーは殺人の動機を太陽のせいにしましたが、私はその太陽の下でちょっと不条理さを味わいました。

「日曜というのに青島バイパスは閑散としていたなあ。やっぱ青島のお客は減ったんだな。バイパス計画が持ち上がったころは、こんなにも客足が落ち込むとは予想していなかっただろうなあ。楽しかったあの青島にまた行ってみたい」。白浜に来て青島というのもへんですが、こんな思いがこみ上げました。

以前、電力会社の人が「果たして今後、電力需要は伸びるのかは分からない。産業の空洞化が進む中で予測は正しいのか」という趣旨のことを話していました。

人生もそうです。先のことはどうなるか分かりません。だけど努力と希望はいつまでも失わずにいたいものです。

いつも以上にとりとめのない文章になりました。きっと昨日の太陽がまぶしかったからです。

日南学園の試合が終わりました。負けたけどいい試合でした。
最後の最後まで勝ちを信じていました。これが勝負の世界ですね。

それにしても十代の若者たちがあんな大舞台で、あんな大勝負で全力でプレーし、こんなにもたくさんの県民を釘付けにするなんて、それだけでも感動です。

結果はサヨナラという幕切れでしたが、この試合を通じてまたみんな宮崎への郷土愛を確かめたのではないでしょうか。日南学園のみなさん、お疲れ様でした。元気に胸張って戻ってきてください。

日南学園への応援メッセージはしばらく受け付けますのでよろしくお願いします。

Prev [P.7/14] Next