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絶壁のような急な階段を上ると、見覚えのある白い大きな建物が待ち構えていました。「お前はまたここに来たのか」と自問自答していると、たくさんの人が無関心の表情で通り過ぎていきます。

同じパターン、同じ場所や光景の出る夢を幾つか見ます。この夢もそのひとつです。もう何度見たことでしょうか。

しかし、昨夜はちょっと違っていました。天井の高い玄関を突き抜けるとプラットホームに行き着いたのです。「家に帰りたい」という思いがこみ上げ、慌てて電車に飛び乗りました。行き先は「明海」。車窓から見える景色は高千穂峡でした。先日の日記で月周回衛星に「高千穂」と名付けてみてはと書いたからでしょうか。電車は街並みに入ったかと思うと再びあの白い建物に戻りました。

夢はここで終わりです。早速辞書で「めいかい」を調べると、「明海」の2文字は見つからず、代わって「冥界」の字が飛び込んできました。何かの暗示でしょうか。一度フロイトに夢判断してもらわなくては。

おっとその前に、街頭演説で自民党総裁選候補者が脳内メーカーの話をしていたのを思い出し、もう一度名前を打ち込んでみました。私の脳内イメージはまったく変わっていません。半分が「眠」、半分が「遊」。それは夢のまた夢です。