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隣のビルの明かりがくっきり浮き上がっています。この「逢魔が時」は「オオマガトキ(大禍時)」の転で、その字の通り、災いの起こる時刻だそうです。災い…それが原因になって悪い結果を招くこと。

百貨店の山形屋が、本県産ブロイラーの炭火焼き商品をホームページで「地鶏」と誤表示して販売していたことが明らかになりました。商品情報を誤って「地鶏」と記入したということですが、宮崎の地鶏産業に悪い影響が出ないことを祈っています。

作家の三島由紀夫によると、人間には「間違い」に対し、恐怖と畏怖があるそうです。しかし、幸いなことに人間は本来、あまり間違いを犯さぬ動物だと言っています。でも間違いはあるものです。ただその時、どう対処して、どう反省し、次にどう生かすかで間違いの「価値」も違ってくると思います。

今回の問題は、東国原知事のイラストについても一石を投じているようです。

知事のイラストがあれば「県のお墨付き」と受け止める消費者もいるでしょう。「知事自身や県が推奨しているわけでない」(東国原知事)のですが、イラストの効果は大きいですから、イラストが持つ意味を正確に知らせていくことが必要かもしれません。これがあると一目瞭然、宮崎産なんですがね。

それにしても逢魔が時とはよく名づけたものです。書いているうちに、焼酎のお湯割りが地鶏やホルモンとともに頭の片隅に浮かんできました。いけない、来週は健康診断。またまた「ネオン病」と診断されそうです。今宵も気をつけナイト!

「あなたはこの人と結婚することを誓いますか」
「誓います」

英語になるとこの「誓います」が「アイ ドゥー」(I do)になります。洋画の結婚式シーンでよく耳にする言葉は、結婚を象徴しているようにも聞こえます。以下の人たちはさすがに「I do」とは言っていないでしょうが、会社はいま結婚式ラッシュです。先週20日には3人が挙式しました。来月も少なくとも2人が結婚式を挙げます。

私もその一つの披露宴に招かれました。とても華やかでした。おいしい料理とともに、早々と手にしたスコッチウィスキーに「そういえばウィスキーもモルトとグレーンを混ぜるのをマリッジと言うなあ」とおかわりしていました。どちらのマリッジも酔わせます。まあ、酔いは必ず覚めるものでもありますが(^_^;)

結婚式、披露宴ってやはり産業ですね。数時間で相当な金額が消費されるのです。しかも会場にはタクシーなどを使いますし、2次会は街に繰り出すし、それなりの経済効果も生まれます。

ご存知のように宮崎はかつて新婚旅行ブームに沸きました。そのころの宮崎ってどんなだったんでしょうね。宮崎を訪れてくださった方たちはいまどうされているのでしょう。

以前、zaikyoさんが寄せられたコメントを思い出しています。「新婚ブームの方々に第二新婚旅行を提案しては。今度はお子さんやお孫さんと一緒に、夫婦2人の原点を歩かれてはどうか」と。K1さんも3世代が楽しめる「セカンドハネムーン」を提案されました。

あのころの宮崎を、ご提案のような新しい形で再現できないでしょうか。キャッチフレーズはこうです。

「もう一度、宮崎への新婚旅行を誓いますか」
「イード」(I do)

小学生のころ、親に百貨店へ連れて行ってもらうのがうれしくてたまりませんでした。高学年から中学生になると、親とは次第に離れて相手は友達。みんなで自転車のペダルを漕いで行くのが楽しみになりました。あのころ、上階ではゲームが出来て、屋上には観覧車もあって、思う存分遊んでいました。

考えてみると、それ以来、宮崎市の街をじっくり歩き、見ていなかったようです。何せ、ネオン街ばかりですから(^^ゞ

21日の日曜日、前回書きました九州沖縄音楽祭の準備の合間、若草通りや四季通り、ハイカラ通りなどを散策してみました。

若草通りで私たちが取り組んだのはアマチュアミュージシャンによる音楽祭でした。ほかの通りでは高校生のお笑いもあったり(結構笑いました)、若者グループや風船を持った子供が母親と歩いたり、通りにはテーブルといすが出してあったり、四季通りから見る山形屋の増床は街並みの風景を洗練させたようにも感じ、外国映画のワンシーンの中を歩いている錯覚に陥りました。

宮崎市の中心市街地への客足は、商店主らでつくるDoまんなかモール委員会が繰り出す企画、イベントも奏功して回帰に向かっているのではないでしょうか。若い人たちに似合う街並みだけど私でも臆せず歩けます。

きょう、カリーノがリニューアルしてプレオープンしました。
「街が楽しい」。会社を出て、高揚とした子供のころに戻りたい気分です。

お礼 音楽祭では特にステージ近くのお店の方には入り口をふさいだしてご迷惑をおかけしました。長い時間ご協力いただき、おかげでたくさんの人たちに見に聞きに集まってもらいました。ありがとうございます。

列車の汽笛、ゲームの電子音。これらが音階で表すと、どの音かを気にしている人がどれだけいるでしょうか。ちなみにNHK時報の「ピー」という最後の音はラの音ですが、絶対音感を持っている人は雨音さえ音符になるそうです。和音も聞き分けられるなんてびっくりです。

考えてみると生活の中にはたくさんの音が混在しています。雑踏のにぎわい、金属音にあふれる工場、山に分け入れば小川のせせらぎ。そして時にエネルギーを与え、時にメローに、時に快活にさせるのが音楽です。

前置きが随分長くなりました。21日に宮崎市の若草通りで「第5回九州沖縄音楽祭」宮崎地区大会が開かれます。アコースティックによるアマチュアミュージシャンの祭典です。九州各県の新聞社でホームページを担当している部署が中心になって、それぞれの県で開いています。

昨年の第4回地区大会まで屋内で開いてきました。今年はさらに盛り上げようと、中心市街地の商店主らでつくるDoまんなかモール委員会が繰り広げるイベントとタイアップし、初めて屋外で企画しました。

出場するのは7組です。若い人から壮年まで幅広く、これまで同様楽しめる音楽祭にしてくれることでしょう。司会は元UMKアナウンサーの鶴田麻貴子さん。ネットでライブ中継もします。よろしければ宮日ホームページのトップページに「プレス9九州沖縄音楽祭」というバナーがありますのでクリックしてご覧ください。

またいろいろあった1週間ですが、ときには音楽に、心と体を委ねるのもよろしいかとPRさせていただきました。みなさん、よい週末を。

県議会の海外視察が中止になりました。きょう参加を予定していた自民党県議団の6議員が視察辞退を決め、計4人が参加予定の民主、社民両党も同様に辞退し、県議会は中止を決定しました。まさに急転直下の一日でした。

ここにもその是非をめぐり、いろんな意見が寄せられました。議員にはこの声が届いたでしょうか。伝わったでしょうか、視察を否定しているのではありません。財政難の中、なぜ今行くのかにあります。また、視察の質について、費用対効果に対して多くの人が厳しい視線を注いでいることを感じ取っていただきたいと思います。

厳しいコメントの中には「ある程度自腹で行かれたら」「海外視察が海外旅行になっては意味がない」という意見もありました。

宮崎ではありませんが、他県の議会視察の在り方がマスコミに指摘されるようになってきました。議員の視察を旅行と認識している人もいらっしゃるのです。そのことについては議員自身がきちんと「そうではない」と説明し、理解を求めていかなければなりません。そして「県民生活のためになる」議員活動を続けていってもらいたいものです。

ちなみにキャンセル料は1人約20万円。これは各自、自腹を切ることになりました。

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