07/26: 長文テスト
観光客で一杯の地元のレストランへ、注文したのはペスカトーレ【海鮮パスタ】、スカンピ【手長えび】のトマト味パスタの2品。
結構量が多いのでこれで4人分でもちょうどいい、味はうちのお店も引けは取らないがこの具の多さにだけはほんとに脱帽。
ここは五つの村々へのフェリー出発港のポルトヴェーネレ、観光客や釣り人、物売りの黒人男性たちでにぎやか。チヌみたいな魚を5〜6匹釣り上げている人もいました。ところでこの写真の建物の色がカラフルなわけをご存知ですか? ある説によると、海に出た漁師たちがすぐに自分の家がわかるようにと色を違えているとか・・
うーん、納得!!
フランスの小さな村々
日本で見つけたある一冊の本のおかげで今回の旅が非常に価値のあるものとなりました。その本をご紹介します【何にも頂いておりませんが】
「フランスの美しい村」
全踏破の旅 講談社
吉村 和敏
内容はガイドブックというよりか【写真集】に近い、ただ短いコメントと手書きの地図が載っていて小さな村めぐりにはたいそう重宝。毎回現地で大きな縮尺の地図を手に入れるのだが、それにもこれらの村々は載っていないことがあったから。
「フランスの美しい村」協会が厳選した150ほどの村の中から筆者が4年半の年月をかけてピックアップした中々いい本だと思う。
コート・ダジュール
世界のセレブが集まる高級リゾート地 【南仏】
モナコ・ニースなど世界中のセレブが集まることで有名なこの地方、何となく《セレブ》とは距離感のある私達は海岸線のこれらの町を素通りして北上すること約1時間で鷹巣村の一つである山上のVence【ヴァンス】の町へ。
南仏の太陽がいっぱいのこの地方は、多くの芸術家たちの夢あとを残している。ヴァンスの町でもロザリヲ礼拝堂を造ったマティスをはじめ大聖堂のモザイクにはシャガールの息使いが聞こえてくるようだ。
やっと見つけたB&B【ベッドアンドブレックファースト】、ここら辺りの宿はプール付きが当たり前だ。旅行前に心臓病の持病があるといわれていた70才台のA氏が、冷たい水に思い切り飛び込むのを見てちょっと複雑な気分・・・そのうえ、彼ら男2人に割り当てられた部屋を見てびっくり仰天、ピンクや赤を基調にした天蓋付きのダブルベッド、乙女ティックというかラブホティックというか写真に収めるのを忘れたのがこの旅唯一の後悔だった。
ヨーロッパ 運転事情
今回、男性2名の同行者があり、当然運転という話になります。
ご存知のように日本とは逆の右側通行左ハンドル、ウィンカーとワイパーが反対です。今でこそぼちぼち観られるようになりましたがオートマチックとナビはわずかでその上別料金となります。高速走行が大半ですからミッションも6段ギヤを多く見かけます。それに交差点はほとんどロータリー形式になっているところが大きな違いでしょうか。
日本で左ハンドルになじんでいるからといって油断は禁物です。特にロータリーのない場所で左折しようとする場合は厳重な注意が必要です。 10年ほど前に初めてイタリアのピサで車を借りたときは、まず、バスに乗りすぐ運転手の真後ろに陣取ってその感覚を訓練したものでした。それでも全くの冷や汗ものでした。
さて今回、2名の男性の運転指導をして気づいた事がありました。おのおの多少の癖はあるのですが、高速運転の頻度が高いという観点からは、免許試験のとき教わるあの《10時10分》のハンドルポジションがトラブルを招く原因の一つではないかと考えます。
日本での通常走行ではそのポジションが有効に機能すると思われますが、高速では脇が甘くなることで安定走行を阻害する〔ブラツキ〕が頻繁に起こることになるのです。120キロを超えるスピードで大型トラックを抜こうとすると周りには目に見えない空気の渦が巻いていて怖い思いをすることとなります。
ですから、私の10回を越えるヨーロッパの運転の経験からは《逆10時10分》をお勧めします。そこを基本ポジションとしながら右に動いてゆくときは右手を、そして左に動いてゆくときは左手を少しあげて持つことにより、ちょっと斜め握りにはなりますが走行の安定は抜群です。
《あんたの運転はうまい》めったに人をほめることが無い妻の重い重い言葉でした。
ヨーロッパで古い村や名所を訪ねようとすると、その歴史的な成り立ちから必然的に道路事情は余り良くありません。紀元前から幾多の戦乱を経て残っているような町ですから、その大半は小高い山の上の曲がりくねった狭い道を上り詰めたところにあり、軍事的に《守りやすく攻めにくい》場所なのです。高い建物に登ると360度近い視界があるところがほとんどです、それくらい4方8方に目を光らせて守りを固めてきたのでしょう。おそらく、そんな事情からでしょうかヨーロッパの車はコンパクトでマニュアル車が多いのではと思われます。
Gordes ゴルド
観光客で一杯の地元のレストランへ、注文したのはペスカトーレ【海鮮パスタ】、スカンピ【手長えび】のトマト味パスタの2品。
結構量が多いのでこれで4人分でもちょうどいい、味はうちのお店も引けは取らないがこの具の多さにだけはほんとに脱帽。
ここは五つの村々へのフェリー出発港のポルトヴェーネレ、観光客や釣り人、物売りの黒人男性たちでにぎやか。チヌみたいな魚を5〜6匹釣り上げている人もいました。ところでこの写真の建物の色がカラフルなわけをご存知ですか? ある説によると、海に出た漁師たちがすぐに自分の家がわかるようにと色を違えているとか・・
うーん、納得!!
フランスの小さな村々
日本で見つけたある一冊の本のおかげで今回の旅が非常に価値のあるものとなりました。その本をご紹介します【何にも頂いておりませんが】
「フランスの美しい村」
全踏破の旅 講談社
吉村 和敏
内容はガイドブックというよりか【写真集】に近い、ただ短いコメントと手書きの地図が載っていて小さな村めぐりにはたいそう重宝。毎回現地で大きな縮尺の地図を手に入れるのだが、それにもこれらの村々は載っていないことがあったから。
「フランスの美しい村」協会が厳選した150ほどの村の中から筆者が4年半の年月をかけてピックアップした中々いい本だと思う。
コート・ダジュール
世界のセレブが集まる高級リゾート地 【南仏】
モナコ・ニースなど世界中のセレブが集まることで有名なこの地方、何となく《セレブ》とは距離感のある私達は海岸線のこれらの町を素通りして北上すること約1時間で鷹巣村の一つである山上のVence【ヴァンス】の町へ。
南仏の太陽がいっぱいのこの地方は、多くの芸術家たちの夢あとを残している。ヴァンスの町でもロザリヲ礼拝堂を造ったマティスをはじめ大聖堂のモザイクにはシャガールの息使いが聞こえてくるようだ。
やっと見つけたB&B【ベッドアンドブレックファースト】、ここら辺りの宿はプール付きが当たり前だ。旅行前に心臓病の持病があるといわれていた70才台のA氏が、冷たい水に思い切り飛び込むのを見てちょっと複雑な気分・・・そのうえ、彼ら男2人に割り当てられた部屋を見てびっくり仰天、ピンクや赤を基調にした天蓋付きのダブルベッド、乙女ティックというかラブホティックというか写真に収めるのを忘れたのがこの旅唯一の後悔だった。
ヨーロッパ 運転事情
今回、男性2名の同行者があり、当然運転という話になります。
ご存知のように日本とは逆の右側通行左ハンドル、ウィンカーとワイパーが反対です。今でこそぼちぼち観られるようになりましたがオートマチックとナビはわずかでその上別料金となります。高速走行が大半ですからミッションも6段ギヤを多く見かけます。それに交差点はほとんどロータリー形式になっているところが大きな違いでしょうか。
日本で左ハンドルになじんでいるからといって油断は禁物です。特にロータリーのない場所で左折しようとする場合は厳重な注意が必要です。 10年ほど前に初めてイタリアのピサで車を借りたときは、まず、バスに乗りすぐ運転手の真後ろに陣取ってその感覚を訓練したものでした。それでも全くの冷や汗ものでした。
さて今回、2名の男性の運転指導をして気づいた事がありました。おのおの多少の癖はあるのですが、高速運転の頻度が高いという観点からは、免許試験のとき教わるあの《10時10分》のハンドルポジションがトラブルを招く原因の一つではないかと考えます。
日本での通常走行ではそのポジションが有効に機能すると思われますが、高速では脇が甘くなることで安定走行を阻害する〔ブラツキ〕が頻繁に起こることになるのです。120キロを超えるスピードで大型トラックを抜こうとすると周りには目に見えない空気の渦が巻いていて怖い思いをすることとなります。
ですから、私の10回を越えるヨーロッパの運転の経験からは《逆10時10分》をお勧めします。そこを基本ポジションとしながら右に動いてゆくときは右手を、そして左に動いてゆくときは左手を少しあげて持つことにより、ちょっと斜め握りにはなりますが走行の安定は抜群です。
《あんたの運転はうまい》めったに人をほめることが無い妻の重い重い言葉でした。
ヨーロッパで古い村や名所を訪ねようとすると、その歴史的な成り立ちから必然的に道路事情は余り良くありません。紀元前から幾多の戦乱を経て残っているような町ですから、その大半は小高い山の上の曲がりくねった狭い道を上り詰めたところにあり、軍事的に《守りやすく攻めにくい》場所なのです。高い建物に登ると360度近い視界があるところがほとんどです、それくらい4方8方に目を光らせて守りを固めてきたのでしょう。おそらく、そんな事情からでしょうかヨーロッパの車はコンパクトでマニュアル車が多いのではと思われます。
Gordes ゴルド
観光客で一杯の地元のレストランへ、注文したのはペスカトーレ【海鮮パスタ】、スカンピ【手長えび】のトマト味パスタの2品。
結構量が多いのでこれで4人分でもちょうどいい、味はうちのお店も引けは取らないがこの具の多さにだけはほんとに脱帽。
ここは五つの村々へのフェリー出発港のポルトヴェーネレ、観光客や釣り人、物売りの黒人男性たちでにぎやか。チヌみたいな魚を5〜6匹釣り上げている人もいました。ところでこの写真の建物の色がカラフルなわけをご存知ですか? ある説によると、海に出た漁師たちがすぐに自分の家がわかるようにと色を違えているとか・・
うーん、納得!!
フランスの小さな村々
日本で見つけたある一冊の本のおかげで今回の旅が非常に価値のあるものとなりました。その本をご紹介します【何にも頂いておりませんが】
「フランスの美しい村」
全踏破の旅 講談社
吉村 和敏
内容はガイドブックというよりか【写真集】に近い、ただ短いコメントと手書きの地図が載っていて小さな村めぐりにはたいそう重宝。毎回現地で大きな縮尺の地図を手に入れるのだが、それにもこれらの村々は載っていないことがあったから。
「フランスの美しい村」協会が厳選した150ほどの村の中から筆者が4年半の年月をかけてピックアップした中々いい本だと思う。
コート・ダジュール
世界のセレブが集まる高級リゾート地 【南仏】
モナコ・ニースなど世界中のセレブが集まることで有名なこの地方、何となく《セレブ》とは距離感のある私達は海岸線のこれらの町を素通りして北上すること約1時間で鷹巣村の一つである山上のVence【ヴァンス】の町へ。
南仏の太陽がいっぱいのこの地方は、多くの芸術家たちの夢あとを残している。ヴァンスの町でもロザリヲ礼拝堂を造ったマティスをはじめ大聖堂のモザイクにはシャガールの息使いが聞こえてくるようだ。
やっと見つけたB&B【ベッドアンドブレックファースト】、ここら辺りの宿はプール付きが当たり前だ。旅行前に心臓病の持病があるといわれていた70才台のA氏が、冷たい水に思い切り飛び込むのを見てちょっと複雑な気分・・・そのうえ、彼ら男2人に割り当てられた部屋を見てびっくり仰天、ピンクや赤を基調にした天蓋付きのダブルベッド、乙女ティックというかラブホティックというか写真に収めるのを忘れたのがこの旅唯一の後悔だった。
ヨーロッパ 運転事情
今回、男性2名の同行者があり、当然運転という話になります。
ご存知のように日本とは逆の右側通行左ハンドル、ウィンカーとワイパーが反対です。今でこそぼちぼち観られるようになりましたがオートマチックとナビはわずかでその上別料金となります。高速走行が大半ですからミッションも6段ギヤを多く見かけます。それに交差点はほとんどロータリー形式になっているところが大きな違いでしょうか。
日本で左ハンドルになじんでいるからといって油断は禁物です。特にロータリーのない場所で左折しようとする場合は厳重な注意が必要です。 10年ほど前に初めてイタリアのピサで車を借りたときは、まず、バスに乗りすぐ運転手の真後ろに陣取ってその感覚を訓練したものでした。それでも全くの冷や汗ものでした。
さて今回、2名の男性の運転指導をして気づいた事がありました。おのおの多少の癖はあるのですが、高速運転の頻度が高いという観点からは、免許試験のとき教わるあの《10時10分》のハンドルポジションがトラブルを招く原因の一つではないかと考えます。
日本での通常走行ではそのポジションが有効に機能すると思われますが、高速では脇が甘くなることで安定走行を阻害する〔ブラツキ〕が頻繁に起こることになるのです。120キロを超えるスピードで大型トラックを抜こうとすると周りには目に見えない空気の渦が巻いていて怖い思いをすることとなります。
ですから、私の10回を越えるヨーロッパの運転の経験からは《逆10時10分》をお勧めします。そこを基本ポジションとしながら右に動いてゆくときは右手を、そして左に動いてゆくときは左手を少しあげて持つことにより、ちょっと斜め握りにはなりますが走行の安定は抜群です。
《あんたの運転はうまい》めったに人をほめることが無い妻の重い重い言葉でした。
ヨーロッパで古い村や名所を訪ねようとすると、その歴史的な成り立ちから必然的に道路事情は余り良くありません。紀元前から幾多の戦乱を経て残っているような町ですから、その大半は小高い山の上の曲がりくねった狭い道を上り詰めたところにあり、軍事的に《守りやすく攻めにくい》場所なのです。高い建物に登ると360度近い視界があるところがほとんどです、それくらい4方8方に目を光らせて守りを固めてきたのでしょう。おそらく、そんな事情からでしょうかヨーロッパの車はコンパクトでマニュアル車が多いのではと思われます。
Gordes ゴルド
観光客で一杯の地元のレストランへ、注文したのはペスカトーレ【海鮮パスタ】、スカンピ【手長えび】のトマト味パスタの2品。
結構量が多いのでこれで4人分でもちょうどいい、味はうちのお店も引けは取らないがこの具の多さにだけはほんとに脱帽。
ここは五つの村々へのフェリー出発港のポルトヴェーネレ、観光客や釣り人、物売りの黒人男性たちでにぎやか。チヌみたいな魚を5〜6匹釣り上げている人もいました。ところでこの写真の建物の色がカラフルなわけをご存知ですか? ある説によると、海に出た漁師たちがすぐに自分の家がわかるようにと色を違えているとか・・
うーん、納得!!
フランスの小さな村々
日本で見つけたある一冊の本のおかげで今回の旅が非常に価値のあるものとなりました。その本をご紹介します【何にも頂いておりませんが】
「フランスの美しい村」
全踏破の旅 講談社
吉村 和敏
内容はガイドブックというよりか【写真集】に近い、ただ短いコメントと手書きの地図が載っていて小さな村めぐりにはたいそう重宝。毎回現地で大きな縮尺の地図を手に入れるのだが、それにもこれらの村々は載っていないことがあったから。
「フランスの美しい村」協会が厳選した150ほどの村の中から筆者が4年半の年月をかけてピックアップした中々いい本だと思う。
コート・ダジュール
世界のセレブが集まる高級リゾート地 【南仏】
モナコ・ニースなど世界中のセレブが集まることで有名なこの地方、何となく《セレブ》とは距離感のある私達は海岸線のこれらの町を素通りして北上すること約1時間で鷹巣村の一つである山上のVence【ヴァンス】の町へ。
南仏の太陽がいっぱいのこの地方は、多くの芸術家たちの夢あとを残している。ヴァンスの町でもロザリヲ礼拝堂を造ったマティスをはじめ大聖堂のモザイクにはシャガールの息使いが聞こえてくるようだ。
やっと見つけたB&B【ベッドアンドブレックファースト】、ここら辺りの宿はプール付きが当たり前だ。旅行前に心臓病の持病があるといわれていた70才台のA氏が、冷たい水に思い切り飛び込むのを見てちょっと複雑な気分・・・そのうえ、彼ら男2人に割り当てられた部屋を見てびっくり仰天、ピンクや赤を基調にした天蓋付きのダブルベッド、乙女ティックというかラブホティックというか写真に収めるのを忘れたのがこの旅唯一の後悔だった。
ヨーロッパ 運転事情
今回、男性2名の同行者があり、当然運転という話になります。
ご存知のように日本とは逆の右側通行左ハンドル、ウィンカーとワイパーが反対です。今でこそぼちぼち観られるようになりましたがオートマチックとナビはわずかでその上別料金となります。高速走行が大半ですからミッションも6段ギヤを多く見かけます。それに交差点はほとんどロータリー形式になっているところが大きな違いでしょうか。
日本で左ハンドルになじんでいるからといって油断は禁物です。特にロータリーのない場所で左折しようとする場合は厳重な注意が必要です。 10年ほど前に初めてイタリアのピサで車を借りたときは、まず、バスに乗りすぐ運転手の真後ろに陣取ってその感覚を訓練したものでした。それでも全くの冷や汗ものでした。
さて今回、2名の男性の運転指導をして気づいた事がありました。おのおの多少の癖はあるのですが、高速運転の頻度が高いという観点からは、免許試験のとき教わるあの《10時10分》のハンドルポジションがトラブルを招く原因の一つではないかと考えます。
日本での通常走行ではそのポジションが有効に機能すると思われますが、高速では脇が甘くなることで安定走行を阻害する〔ブラツキ〕が頻繁に起こることになるのです。120キロを超えるスピードで大型トラックを抜こうとすると周りには目に見えない空気の渦が巻いていて怖い思いをすることとなります。
ですから、私の10回を越えるヨーロッパの運転の経験からは《逆10時10分》をお勧めします。そこを基本ポジションとしながら右に動いてゆくときは右手を、そして左に動いてゆくときは左手を少しあげて持つことにより、ちょっと斜め握りにはなりますが走行の安定は抜群です。
《あんたの運転はうまい》めったに人をほめることが無い妻の重い重い言葉でした。
ヨーロッパで古い村や名所を訪ねようとすると、その歴史的な成り立ちから必然的に道路事情は余り良くありません。紀元前から幾多の戦乱を経て残っているような町ですから、その大半は小高い山の上の曲がりくねった狭い道を上り詰めたところにあり、軍事的に《守りやすく攻めにくい》場所なのです。高い建物に登ると360度近い視界があるところがほとんどです、それくらい4方8方に目を光らせて守りを固めてきたのでしょう。おそらく、そんな事情からでしょうかヨーロッパの車はコンパクトでマニュアル車が多いのではと思われます。
Gordes ゴルド
観光客で一杯の地元のレストランへ、注文したのはペスカトーレ【海鮮パスタ】、スカンピ【手長えび】のトマト味パスタの2品。
結構量が多いのでこれで4人分でもちょうどいい、味はうちのお店も引けは取らないがこの具の多さにだけはほんとに脱帽。
ここは五つの村々へのフェリー出発港のポルトヴェーネレ、観光客や釣り人、物売りの黒人男性たちでにぎやか。チヌみたいな魚を5〜6匹釣り上げている人もいました。ところでこの写真の建物の色がカラフルなわけをご存知ですか? ある説によると、海に出た漁師たちがすぐに自分の家がわかるようにと色を違えているとか・・
うーん、納得!!
フランスの小さな村々
日本で見つけたある一冊の本のおかげで今回の旅が非常に価値のあるものとなりました。その本をご紹介します【何にも頂いておりませんが】
「フランスの美しい村」
全踏破の旅 講談社
吉村 和敏
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「フランスの美しい村」協会が厳選した150ほどの村の中から筆者が4年半の年月をかけてピックアップした中々いい本だと思う。
コート・ダジュール
世界のセレブが集まる高級リゾート地 【南仏】
モナコ・ニースなど世界中のセレブが集まることで有名なこの地方、何となく《セレブ》とは距離感のある私達は海岸線のこれらの町を素通りして北上すること約1時間で鷹巣村の一つである山上のVence【ヴァンス】の町へ。
南仏の太陽がいっぱいのこの地方は、多くの芸術家たちの夢あとを残している。ヴァンスの町でもロザリヲ礼拝堂を造ったマティスをはじめ大聖堂のモザイクにはシャガールの息使いが聞こえてくるようだ。
やっと見つけたB&B【ベッドアンドブレックファースト】、ここら辺りの宿はプール付きが当たり前だ。旅行前に心臓病の持病があるといわれていた70才台のA氏が、冷たい水に思い切り飛び込むのを見てちょっと複雑な気分・・・そのうえ、彼ら男2人に割り当てられた部屋を見てびっくり仰天、ピンクや赤を基調にした天蓋付きのダブルベッド、乙女ティックというかラブホティックというか写真に収めるのを忘れたのがこの旅唯一の後悔だった。
ヨーロッパ 運転事情
今回、男性2名の同行者があり、当然運転という話になります。
ご存知のように日本とは逆の右側通行左ハンドル、ウィンカーとワイパーが反対です。今でこそぼちぼち観られるようになりましたがオートマチックとナビはわずかでその上別料金となります。高速走行が大半ですからミッションも6段ギヤを多く見かけます。それに交差点はほとんどロータリー形式になっているところが大きな違いでしょうか。
日本で左ハンドルになじんでいるからといって油断は禁物です。特にロータリーのない場所で左折しようとする場合は厳重な注意が必要です。 10年ほど前に初めてイタリアのピサで車を借りたときは、まず、バスに乗りすぐ運転手の真後ろに陣取ってその感覚を訓練したものでした。それでも全くの冷や汗ものでした。
さて今回、2名の男性の運転指導をして気づいた事がありました。おのおの多少の癖はあるのですが、高速運転の頻度が高いという観点からは、免許試験のとき教わるあの《10時10分》のハンドルポジションがトラブルを招く原因の一つではないかと考えます。
日本での通常走行ではそのポジションが有効に機能すると思われますが、高速では脇が甘くなることで安定走行を阻害する〔ブラツキ〕が頻繁に起こることになるのです。120キロを超えるスピードで大型トラックを抜こうとすると周りには目に見えない空気の渦が巻いていて怖い思いをすることとなります。
ですから、私の10回を越えるヨーロッパの運転の経験からは《逆10時10分》をお勧めします。そこを基本ポジションとしながら右に動いてゆくときは右手を、そして左に動いてゆくときは左手を少しあげて持つことにより、ちょっと斜め握りにはなりますが走行の安定は抜群です。
《あんたの運転はうまい》めったに人をほめることが無い妻の重い重い言葉でした。
ヨーロッパで古い村や名所を訪ねようとすると、その歴史的な成り立ちから必然的に道路事情は余り良くありません。紀元前から幾多の戦乱を経て残っているような町ですから、その大半は小高い山の上の曲がりくねった狭い道を上り詰めたところにあり、軍事的に《守りやすく攻めにくい》場所なのです。高い建物に登ると360度近い視界があるところがほとんどです、それくらい4方8方に目を光らせて守りを固めてきたのでしょう。おそらく、そんな事情からでしょうかヨーロッパの車はコンパクトでマニュアル車が多いのではと思われます。
Gordes ゴルド
あああああああ